12年前の12月。
えんぴつ彫刻に出会い、えんぴつ彫刻を始めた。
最初はテレビで見て知ったえんぴつ彫刻。
確かアメリカの人で、ダルトンさんっていう人。
僕は小さい頃、えんぴつの先を何処まで尖らせれるか?トルネードにしたらかっこいいな。と思ってえんぴつの先で遊んでた経験があった。
いわゆる授業に集中できなかった子の類だ。
そんな経験があったのもあって、すっごく嫉妬した。笑
「うーーー!」
「なんで気付かなかったんだ!」
心の中で嫉妬と闘争心が湧いた。
おとんは木彫りを趣味にしてるのもあって尚更。
まぁ、そんな嫉妬も束の間で闘争心だけのこった僕は、“僕にもできるわ”と思って、職場にあった捨てる予定のえんぴつで昼休みにやってみた。
「とりあえず、来年の干支かな〜」
なんて思ってウサギを彫ることにした。
それが全くと言っていいほど出来なかった。
折れる折れる。
どんどん折れる。
短い鉛筆はすぐに使い物にならないほど短くなった。
昼休みはあっという間に終え、ご飯も食べる暇なんてなかった。
そっから僕の闘争心は燃え上がる。
一本絶対彫ったるで!
みたいな気持ちで、次の日もチャレンジ。
そして、少しずつコツを掴んだそうしはようやく耳の長い生物ウサギおぼしき物を作り上げた。
それがこのうさちゃんだ。
しかし、もっと耳をキレイにしようかな?
と欲を出した瞬間、足元からペきり。
そらそうだ。
こんなに細いんだもの。
折れた後にわかる折れる理由。
ヒトとは欲を出せば出すほど周りを客観的に見れなくなる物なのだろうと僕はこの時察したのである。
と同時に次は何を彫ろうかな?
と、えんぴつ彫刻家になったのである。
今月で13年目に入ります。
みなさんこれからも、よろしくお願い致します。
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※現在個展開催中
えんぴつ彫刻と小さな絵の世界展
in Oneness Coffee Brewers
〒802-0071 福岡県北九州市小倉北区黄金1丁目2−23
ocb-tmtm.com
■日時
2022.12.12-12.18
(12:00-19:00)
■入場
無料(ワンオーダー要)
■体験会
18日は10:00/12:00にワークショップを予定しています。
2500円+ワンドリンク
(作品とケース、写真データがついてきます)
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